沖縄県は2日、県内に熱中症注意喚起を発表した。7~8月にかけて、県内では男性3人が熱中症により死亡している。県は屋外活動時にはこまめな水分補給を心掛けることや、車内温度が短時間で上昇する車内熱中症への十分な注意を呼び掛けている。
総務省消防庁や県の発表によると、県内では7月に10代男性が車内で、8月には70代男性と40代男性がそれぞれ畑と車内で熱中症により亡くなった。県によると、4月26日から8月29日までに熱中症で救急搬送されたのは634人おり、うち長期入院を要する重症者は23人だった。
救急搬送の発生場所別では多い順に住居236件。仕事場104件、屋外90件など。搬送の件数が最も多かったのは7月26~8月1日の92件だった。
沖縄気象台は8月30日に「高温に関する早期天気情報」を出し、9月5日ごろから気温がかなり高くなる可能性があると熱中症対策を促した。「熱中症警戒アラート」の発表にも留意するよう呼び掛けている。