やったー!2児童そろばん日本一 八重瀬の教室 「いつも通り」で頂点


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そろばんの全国大会で日本一を勝ち取った本木陽斗さん(左)と喜友名朝暖さん=26日、八重瀬町屋宜原の外間そろばんスクール

 沖縄県八重瀬町屋宜原の外間そろばんスクール(大城保仁代表)に通う小学生2人がこのほど、「七夕そろばんワールド2021オンライン」(主催・同実行委員会)で日本一に輝いた。3年生の部の本木陽斗(はると)さん(9)=仲井真小3年、2年生以下の部で喜友名朝暖(あさひ)さん(7)=白川小2年=がそれぞれ個人総合競技で優勝を果たした。大会は全国から888人が参加した。新型コロナ禍の状況を受け、初のオンライン開催となった。

 2人とも3歳から同スクールでそろばんや暗算を学んできた。週7日、通い詰める。本木さんは母や祖母が送迎し、喜友名さんは自転車で通う。
 7月4日にあった大会はかけ算、割り算、見取り算(足し算と引き算)をそろばんか暗算で解く。「いつも通り」臨んだ2人は見事1位をつかみ取り「うれしい」と口をそろえる。本木さんは「不安だったけど、自信が付いてきた」と話し、喜友名さんは「最初から日本一を狙っていた」とにっこり。

 2人は家族から祝福を受け、本木さんは母や祖母、兄らと焼き肉を食べ、喜友名さんは父母や弟とお菓子パーティーをして、合格の味と共にかみしめた。大城代表は「やんちゃな2人が周りの仲間と切磋琢磨(せっさたくま)し頑張ってきた。おめでとう」とねぎらった。

 本木さんは次の目標は「そろばん10段合格」。喜友名さんは「そろばん7段合格」を目指している。