コロナ対策に29億円 高齢者施設対策で大幅増 沖縄県9月補正予算案


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 沖縄県は2日、庁議を開き、10日に開会予定の県議会9月定例会に、新型コロナウイルス対策費29億316万円を含む総額35億2004万円の補正予算案などを提案することを決めた。高齢者福祉施設で新型コロナ患者が発生した場合の対策経費補助事業として、8234万円から8億7705万円へ増額する予算案などを盛り込んだ。

 そのほか、昨年10月に県立中部病院で医療事故が発生したとして、遺族と合意した和解金2124万円の支払いを認めることを求める議案を提出する。さらに県立農業大学(名護市)を2024年に宜野座村宜野座へ移転するため、同村の土地(16万8888平方メートル)を8億7990万円で取得することへの同意を求める議案も提案する。