県庁前の人出、前週の3倍増 沖縄県「規制の段階的解除が遅れる」


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 沖縄県内で新型コロナウイルスの新規感染者が減少傾向にある中、4日土曜日の那覇市内の人出が、1週間前の8月28日と比べて増加した。特に繁華街に近い県庁前駅では、午後9時台平均が218.6%増となった。県も繁華街の人出増を懸念しており、不要不急の外出を自粛するよう、引き続き県民に協力を求めている。

 厚生労働省にビッグデータなどを提供する「Agoop(アグープ)」が、那覇市内4カ所の午後3時台と午後9時台それぞれの平均人出を分析した。

 午後3時台の比較では国際通りが184.1%増と最も多く、県庁前駅74.6%増、牧志駅28.9%増と続く。那覇空港駅は13.3%減少した。

 午後9時台では国際通りが93.2%増加し、牧志駅は10.9%減少、那覇空港駅も4.9%減となっている。

 県は「前の週と比べて(新規感染者数の比率が)0.9倍以上になってしまうと、段階的解除の時期が遅くなる。早めに解除すれば認証店舗で酒類提供も検討しているので、ぜひ協力していただきたい」と述べた。