「皆さんの支えで形あるもの取れた」 東京パラ上与那原選手を祝勝、沖縄市でセレモニー


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東京パラリンピックで二つの銅メダルを獲得した市出身の上与那原寛和選手(左から4人目)を祝福する桑江朝千夫市長(同3人目)ら=7日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市は7日、東京パラリンピックの陸上男子車いすT52の400メートルと1500メートルで銅メダルを獲得した上与那原寛和選手=沖縄市出身=の祝勝セレモニーを市役所前広場で開いた。セレモニー後には市スポーツ国際等出場奨励金として100万円を贈呈し、今後の活躍を期待した。

 上与那原選手は「コロナ禍での開催で複雑な心境もあったが、皆さんの支えで形あるものが取れた。たくさんの方の声援でこうした報告ができてうれしい」と感謝した。「勝負できる間は一生懸命続けたい」と決意を示した。

 桑江朝千夫市長は「想像を超える努力とプレッシャーがあったと思う。年を重ねるごとにタイムを縮める、たゆまぬ努力には本当に頭が下がる。市民、県民の誇りだ」とあいさつした。

 セレモニーは新型コロナ対策として事前に非公表として行われ、市職員や市議会議員らが上与那原選手や真島長治後援会長を拍手で迎え、快挙を祝った。