パラ銅メダルの上与那原選手に県民栄誉賞 08年に続き2度目の受賞


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上与那原寛和選手

 沖縄県は8日、東京パラリンピック陸上男子車いすの400メートル、1500メートルに出場し、いずれも銅メダルを獲得した沖縄市出身の上与那原寛和選手に県民栄誉賞を授与すると発表した。上与那原選手は東京を含む4度のパラリンピックに出場経験があり、2008年の北京大会では銀メダルを獲得した。この功績で08年に県民栄誉賞が授与されており、今回、賞の設立後初めて、2度目の受賞となる。

 県は授与理由を「一つのパラリンピック競技大会での複数のメダル獲得は、県出身選手として初めての快挙だ。広く県民に希望と活力を与える顕著な功績であることから、その功績に対し2度目となる県民栄誉賞を授与する」と発表した。

 東京五輪で県勢初の金メダルを獲得した空手男子形の喜友名諒選手、野球で金メダルの平良海馬投手、レスリンググレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平選手への県民栄誉賞授与が既に決まっている。