沖縄空手会館(豊見城市)はこのほど、琉球紅型作家の金城妙恵子さんデザインの「空手守り」の販売を始めた。宮城長順や喜屋武朝徳など空手家の黄金言葉(くがにくとぅば)と塩が、紅型染めのお守りに同封されている。
紅型はプリントではなく手作りのため、製作は月に100個限りとなっている。デザインは全4種類で、ヤンバルクイナが中段突きやサイを使って鍛錬している様子などが描かれている。お守りを封じるひもは、空手の黒帯をイメージした。同会館やオンラインショップで購入できる。製作は就労継続支援B型事業所へ依頼しており、社会貢献にもつなげるとしている。
中村靖館長は「伝統工芸と空手を掛け合わせることで、文化の発展につなげたい」と話した。