沖縄県宜野湾市の水質調査で、国の暫定指針値の約13倍の濃度の有機フッ素化合物が検出された問題について、玉城デニー知事は10日の会見で「宜野湾市の調査結果などを踏まえて、基地立ち入り調査を求めたい」と述べ、実態解明を進める考えを示した。県も米海兵隊のPFAS処理水放流後、市とは別の地点で水質調査を基地外で実施。来週中にも結果が出るとみられる。玉城知事は13日の会見で「米軍基地に起因するものかしっかり調査し、それが認められる場合は日本政府を通じて米軍に浄化を求めていくのは当然だ」と訴えた。
一方、日本政府関係者の一人は市の調査結果に「インパクトがある数字が出た」と驚きつつ、市が実施する追加調査の結果を「注視したい」と話した。