沖縄と高知の懸け橋に 愛されバンド「JaaBourBonz」10周年記念アルバム


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 県出身の5人組バンド「JaaBourBonz(ジャアバーボンズ)」が15日、10周年記念アルバム「ジャアニバーサリー」(Flying High)をリリースした。昨年10月から配信するシングルや新曲を含む、応援歌や恋愛ソングなど全11曲収録する。ツインボーカルによる爽やかな歌声と、キャッチーなメロディーで心を温かくさせる。

10周年記念アルバム「ジャアニバーサリー」をリリースしたジャアバーボンズの(左から)KO―G、YASU、TAKANO、大湾、志門(Flying High提供)

 メンバーはTAKANO(タカノ、ボーカル)、YASU(ヤス、同)、大湾(オーワン、ベース)、KO―G(コージ、ギター・三線)、志門(シモン、ギター・ボーカル)。2002年に沖縄大学のサークルで出会ったTAKANO、大湾、YASUがバンドを組み、11年にメジャーデビューを果たした。

 13年にメジャーデビューのきっかけとなった高知県に全員が移住し勢力的に活動を展開。「沖縄以外での初のワンマンライブも、デビューが決まったのも高知だった。恩返しという気持ちもあった。移住というよりもスタートの場所だった」と振り返る。

アルバム「ジャアニバーサリー」のジャケット写真

 5年連続で、高知県最大のホールで単独コンサートを開催し、高知県観光特使に任命された。テレビやラジオにも出演し、子どもからお年寄りまで愛されるバンドに飛躍した。

 コロナ禍の現在は、ユーチューブでの活動を中心に楽曲を次々と配信リリースしている。「ジャアバーボンズのリアリティーを届けたい」と、収録曲のミュージックビデオの制作は大湾が中心となり、メンバー全員でロケハンから携わった。

 11月12日には、那覇市のライブハウス「アウトプット」で10周年記念ライブを予定する。「『ジャアニバーサリー』は自分たちの原点。僕らの成長や、いい意味で変わってないところも、インディーズ時代から知ってくださる方も見に来てほしい。現在は関東で活動しているが、活動を通じて沖縄と高知の懸け橋になるバンドになりたい」と意気込んだ。CDは全11曲収録。税込み3千円。