自宅療養者の支援へ「1品持ち寄り」 豊見城市職員が提供


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自宅療養者支援のために市職員が家庭などから持ち寄った食料品や日用品=13日、豊見城市役所

 【豊見城】新型コロナウイルス感染拡大で自治体による自宅療養者への支援が広がる中、豊見城市はこのほど、職員が各家庭などから食料品や日用品を「1品持ち寄り」し、市社会福祉協議会を通して自宅療養者へ届ける取り組みを始めた。支援関連が予算化されるまでの間、すぐに実践できることから始めた。

 市職員の間で「まずは何かできることをやろう」という声が上がり、10日から取り組んでいる。各部署の職員が続々と、カップラーメンや缶詰、清涼飲料水、ティッシュなどを持ち寄った。

 福祉健康部の嘉数久美子部長は「ゆくゆくは予算化して、必要となるものを提供したい。その間、職員の思いも一緒にスピード感を持って市民に届けたい」と語った。

 集まった食料品などは市社協から要望のあった自宅療養者へ届けられる。問い合わせは市社協(電話)098(856)2782。