脱炭素を評価、みずほが沖電に100億円融資枠 電力業界初


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 沖縄電力は17日、みずほ銀行と「Mizuho Eco Finance(みずほエコファイナンス)」の融資契約を、電力業界では初めて締結したと発表した。脱炭素社会の実現に向けた企業の取り組み促進を目的にした、環境評価融資商品。あらかじめ設定した融資枠の範囲内で融資を受けられるコミットメントライン契約を締結した。

 融資枠の金額は100億円で、期間は3年間。沖電は昨年12月に、50年に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げ、ロードマップを公表するなどの取り組みが評価された。

 みずほエコファイナンスは、企業の取り組みや指数をスコア化し、一定の水準を満たした企業に融資が行われる。資金の使途は限定されない。