コロナ宿泊療養施設、新たに1400室確保へ<県議会代表質問詳報>


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沖縄県議会

 沖縄県議会9月定例会は21日、代表質問が始まり、沖縄・自民の仲村家治氏、新垣淑豊氏、てぃーだ平和ネットの山内末子氏、玉城健一郎氏が質問に立った。

 新垣淑豊氏 (新型コロナに伴う)抗体カクテル(療法)の活用は。

 大城玲子保健医療部長 重点医療機関のほかクラスターが発生した医療機関で投与されるなど、9月10日時点で30カ所の医療機関で実施されており、患者の重症化を防ぐため、今後も効率的な活用を進める。

 新垣氏 薬学部設置の必要性と取り組みは。

 大城部長 県の人口10万人当たりの薬剤師数は全国最下位で、設置は薬剤師不足解消の有効な方策の一つと考える。本年度は国公立大学などへのヒアリングを実施し、有識者を含めた検討委員会を開催し、課題と解決手法を整理する。

 山内末子氏 (新型コロナに伴う)宿泊療養施設の拡充計画は。

 大城部長 那覇・南部地域に3施設、中部、北部、宮古、八重山地域に各1施設の合計7施設を借り上げて702室を確保している。今後さらなる拡充により、計1400室の確保に向けて取り組んでいる。