沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は21日、県庁で会見し、10月から毎月第1土曜日に集会のない新たな運動「ブルーアクション」として抗議活動を再開すると発表した。以前までは「県民大行動」と銘打っていたが、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で昨年10月に実施して以降、新型コロナウイルスの影響で中止していた。
新型コロナの感染拡大が繰り返される中で、集会形式での大行動は実施が難しいと判断した。コロナ禍でも意思表示が継続できるよう、会場も各市町村の島ぐるみ会議ごとに設定した上で再開する。
再開後初となる10月2日は、午前11時から米軍キャンプ・シュワブゲート前で実施する。辺野古や大浦湾の青い海にちなみ、大行動の名称を「ブルーアクション」と名付け、参加者は青色の鉢巻きやシャツを身に着けて実施する。
高里鈴代共同代表は「緊急事態宣言で抗議活動を自粛してきたが、国は工事を続けている。工事強行は許すことができないとアピールしていきたい」と語った。