ヤフーがフェイクリテラシー向上へサイト開設 琉球新報も事例で紹介


この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠
フェイクニュース対策で制作されたヤフーニュースのページで紹介されている琉球新報の報道

 インターネット検索大手ヤフージャパンのニュース配信ページ「ヤフーニュース」は22日、ネット上でフェイク(偽)ニュースなど不確かな情報があふれる中、情報にどう接するべきかをまとめた特集サイトを公開した。サイトでは新聞記事がどれだけ事実確認を重ねた結果生まれているのかについて、琉球新報の事例を動画で取り上げている。

 今年2月に航空自衛隊那覇基地で泡消火剤が流出した。当初空自は有害物質は含まれていないと発表したが、琉球新報の調査報道が有害物質を含むことを突き止めた。この過程で事実を積み重ねていく作業について、取材した長嶺晃太朗記者と明真南斗記者、島袋貞治デスクにインタビューした様子を紹介している。2018年の沖縄県知事選でのファクトチェックの意義も説明している。

 16年の熊本地震で動物園からライオンが逃げたという会員制交流サイト(SNS)上のデマとその影響も検証した。サイトを監修した国際大学GLOCOMの山口真一准教授とジャーナリストの古田大輔さんの解説もある。

サイトはhttps://news.yahoo.co.jp/special/fakenews/から見られる。