空自那覇基地のPFAS検出「処分は次年度以降」 空自が沖縄県に説明


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航空自衛隊那覇基地から飛散した泡消火剤=2月26日、那覇市高良

 航空自衛隊那覇基地の泡消火専用水槽2カ所から、高濃度の有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)のPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)が検出された問題で、沖縄県の金城賢知事公室長は処分時期について「次年度以降」と同基地が県に説明したことを明らかにした。21日の県議会代表質問で玉城健一郎氏(てぃーだ平和ネット)に答弁した。

 金城公室長は答弁で、同基地が3日に「適切に管理されており、漏出の恐れはない。関係法令を順守し、適切に処分する予定」と県に伝えたことを説明した。松田了環境部長は県から自衛隊に「原因究明と報告を求めた」と玉城氏に答弁した。

 空自那覇基地から検出されたPFOSとPFOAは最大で暫定指針値の約9200倍の濃度だった。