学校PCR検査、教職員回収→委託業者に 「負担で不安」軽減


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 新型コロナウイルスのPCR検査の検体回収や運搬などを教職員が担う「学校PCR検査」について、22日から委託業者による運用が始まった。同事業は、児童生徒の感染防止対策の一つとして5月末から実施されたが、学校現場から業務負担と感染への不安を訴える声が上がり、外部委託された。

 業務委託後、事業対象は保育施設にも拡大された。接触者リストの作成や、検体採取のための容器配布は引き続き教職員が行う。採取後の検体回収や検査機関への搬出などを、委託業者が引き受ける。

 県コロナ対策本部は、外部委託した背景について「感染拡大防止のためには必要な事業で、持続的に続するためには教職員の負担にならない形で実施する必要があった」と説明した。