多様性ある共生社会実現に必要なのは?障がい者雇用の課題学ぶ OSP会議


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 国際社会が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の推進を目指し、県内の企業・団体が連携する「OKINAWA SDGs プロジェクト」(事務局・琉球新報社、うむさんラボ)は24日、2021年度の第1回カンファレンス(会議)をオンラインで開催し、那覇市の琉球新報社から配信した。参加者らは多様性を尊重し、互いに助け合う共生社会の実現に向けて課題などを学んだ。

 国連サミットで加盟国がSDGsを採択した9月25日に合わせ、その達成や意識を高めるイベント「HAPPY EARTH FESTA(ハッピーアースフェスタ)」とも協力した。

 第1部では、企業の環境や社会問題などへの取り組みを重視して投資する「ESG投資」とSDGsについて、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの吉高まりさんが講演した。

 第2部は、障がい者雇用をテーマに、現状や現場の課題、県内の取り組み事例などが紹介された。講演した沖縄大学の島村聡教授は「労働の場は障がいの有無に関わらず全ての人に保障されるべきだ」と話した。

 就労継続・就労移行支援事業所「ゆにばいしがき」代表の津嘉山航さんや、合同会社キングコングの仲地宗幸さんらによるクロストークも開催した。