南城市議会が辞職勧告決議 名誉毀損で損害賠償判決の市議に


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南城市役所

 【南城】南城市議会(国吉昌実議長)は27日の9月定例会最終本会議で、宮城康博市議に対する議員辞職勧告決議案を賛成多数(賛成9、反対4、退席5)で可決した。宮城市議は会員制交流サイトのフェイスブックにおける投稿で、南城市の古謝景春前市長の名誉を毀損(きそん)したとして、那覇地裁から損害賠償の支払いを命じられた。宮城市議は8月3日に控訴している。

 決議では「市議会議員としての影響力を不正に行使し、一市民に損害を与えたもので、議員としてふさわくしくない」などとし議員辞職を勧告。決議に法的拘束力はない。宮城市議は体調不良で議会を欠席した。

 宮城市議は取材に、議員辞職の考えはないとし「(投稿で)古謝さんの誹謗(ひぼう)中傷をしていない。だから控訴している」と述べた。