反基地運動「極左暴力集団も」 県警本部長が県議会で答弁 平和運動センターは批判


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沖縄県議会

 日下真一県警本部長は27日の県議会一般質問で、米軍基地反対運動について「沖縄の基地反対運動に極左暴力集団も参加していることを確認している」と答弁した。中川京貴氏(沖縄・自民)への答弁。日下本部長は極左暴力集団について「社会主義革命、共産主義革命を目指し、平和的な民主主義社会を暴力で破壊することを企図している集団」と指摘。「県民の平穏な生活を守り、公共の安全を確保するため、引き続き極左暴力集団の動向について重大な関心を払うとともに、違法行為が行われた場合には、法と証拠に基づき厳正に対処していく」と述べた。

 沖縄平和運動センターの山城博治前議長は「基地反対の民意を暴力集団によるものとレッテル貼りするような答弁で断固として抗議したい。県民全体への侮辱発言で根拠があるなら示してほしい」と批判した。