社会

若年出産シングルマザーの保護施設を沖縄に開所 上間陽子氏、本村真氏が共同代表

本島中部に開設する若年出産のシェルター「おにわ」=29日

 若年出産のシングルマザーを保護するシェルター「おにわ」が10月1日、本島中部に開設される。琉球大学の上間陽子教授と本村真教授が共同代表を務め、9月29日に琉球大学で記者会見を開いた。琉大病院周産母子センターの協力の下、妊娠から出産までの医療的なサポートも受けられる。シェルターには助産師らが常駐する。上間教授は「里帰りをしたかのような、安心した環境の中でママになってほしい。彼女たちの暮らしを底上げして、守っていきたい」と語った。

 シェルターは、オリオン奨学財団のシングルマザー応援事業として運営される。引きこもりや障がいがある人の就労支援を行うアソシアが事業主体。本村さんが受け入れや対処後の環境調整などを担当し、上間さんが現場管理をする。利用者は10~20代の家族や社会から孤立した若年出産者。利用期間は妊娠8カ月から産後100日まで。シェルターは定員2人で、年間5~6人の利用を想定している。


若年出産のシェルター「おにわ」の開設について会見する(右から)琉大の本村真教授と上間陽子教授、琉大病院の銘苅桂子教授=29日、西原町の琉球大学

 本村さんは「大学の専門知識を沖縄、地域に還元したい。地域一体となって展開する事例として、成果を出したい」と話した。

 琉大病院の銘苅桂子教授は「若年出産者には虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)を受けている人が多く、精神的負担で早産などのリスクもある。助産師らと連携した精神的なケアもしていく」と述べた。

 「おにわ」では運営資金の寄付を募っている。みらいファンド沖縄 沖縄銀行鳥堀支店、普通口座1442256。

 

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