西崎・潮平へバス延伸 糸満の南部循環線 利便性の向上図る 運賃、ダイヤも変更


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 【糸満】糸満市内を運行する琉球バス交通の南部循環線は、10月1日から西崎・潮平地域へ延伸する。これに伴い、運行ルートや運賃、ダイヤも変更する。市営デマンドバス「いとちゃんmini(ミニ)」では西崎・潮平地区への利用者が多かった。今回の延伸で、デマンドバスの利用者超過を解消し、利便性向上を図る。

 南部循環線の系統番号107と同108はこれまで、真壁や喜屋武など市内南部のエリアを中心に巡っていた。新ルートでは、107番と108番がともに西崎・潮平方面まで延伸する。ルート変更に伴い、糸満中学校付近―糸満ロータリー間は通行しなくなる。

 市外への通勤・通学にも利用しやすいよう、どちらも平日午前6時台から午後8時台まで運行する。休日は108番は午前7時台、107番は同9時台に運行開始。いずれも午後8時台が最終となる。運賃は初乗り160円から最大300円まで。南部循環線の再編に伴い、デマンドバスも運行内容を一部見直した。運行時間は午前7時~午後7時。運賃は直線距離で6キロを超える区間について、500円とした。

 朝7時~8時45分間のデマンドバス運行は、10月2日から始まる。前日までに予約が必要。問い合わせは予約センター(電話)098(840)3210まで。同センターでは毎日午前8時半~午後4時半まで予約を受け付ける。

 南部循環線に関する問い合わせは、琉球バス交通糸満営業所(電話)098(992)2017まで。南部循環線とデマンドバスの運行内容は糸満市のホームページでも確認できる。