沖銀、持ち株会社「OFG」きょう発足 銀行など子会社に


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沖縄銀行

 沖縄銀行(山城正保頭取)を傘下に収める銀行持ち株会社「おきなわフィナンシャルグループ(OFG)」が1日、発足する。OFGの下に沖銀を含む子会社が並列に位置する新たなグループ経営形態をとる。持ち株会社制への移行によって非金融サービスを含む事業領域の拡大に取り組み、「金融をコアとする総合サービスグループ」への転換を目指す。

 沖縄銀行(山城正保頭取)を傘下に収める銀行持ち株会社「おきなわフィナンシャルグループ(OFG)」が1日、発足する。OFGの下に沖銀を含む子会社が並列に位置する新たなグループ経営形態をとる。持ち株会社制への移行によって非金融サービスを含む事業領域の拡大に取り組み、「金融をコアとする総合サービスグループ」への転換を目指す。

 OFGは1日に、銀行に替わって東京証券取引所第1部と福岡証券取引所本則市場に上場する。沖銀が上場していた東証と福証では、9月28日に同行の株式売買が終了し、翌29日に上場廃止した。沖銀は30日、保有する全ての自己株式を消却した。

 OFGは単独株式移転による完全親会社として、那覇市久茂地の沖銀本店と同じビルに居を構え、社長を山城頭取、会長を玉城義昭沖銀会長が兼任する。資本金は200億円。

 沖銀グループは銀行を頂点に、おきぎんリース、おきぎんジェーシービー、おきぎん証券、おきぎんエス・ピー・オー、おきぎん保証、おきぎんビジネスサービス、美ら島債権回収、おきぎん経済研究所、みらいおきなわの子会社9社で構成していた。

 沖銀は2020年11月に持ち株会社体制への移行を発表。翌21年5月の取締役会でOFGの設立を正式に決め、6月の株主総会で承認された。9月17日に金融庁に認可を得た。