糸満・大城が七回で勝ち越し打 浦添に7-5 高校野球秋季大会


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浦添―糸満 7回裏無死二塁、右中間に勝ち越しの二塁打を放ち、ガッツポーズする糸満の大城朔太郎=3日、沖縄市のコザしんきんスタジアム(ジャン松元撮影)

 高校野球の第71回県秋季大会第5日は3日、県内3球場で2回戦残りの8試合を行い16強が出そろった。糸満が浦添に7―5で勝ち、3回戦に進んだ。3回戦の8試合は9、10の両日に行う。

 接戦を制した糸満が3回戦に進出した。同点に追いつかれての七回。無死二塁の好機に勝ち越し打を放った主将の大城朔太郎は「チームの目指すバッティングができて良かった」と勝利を素直に喜んだ。

 打球角度は30度。糸満打線が心掛ける打撃という。大城は「小さな野球よりはチャンスをつくって一本を狙っていく。ちょうど内野の頭を越すイメージ。もちろん長打も狙う」と強気の攻撃が持ち味だ。

 三回までに得点し、3失点以内の展開を想定するが、この日は打ち込まれてしまった。それでも五回途中からは救援の中村理士が無失点で最後まで切り抜けた。大城は「次こそは理想の展開を実現させたい」と勝利を誓った。

   ◇

 ●浦添 チャンスで一本が出なかったことが敗因と反省する池原諒主将 勝てた試合だったと思う。とても悔しい。糸満はチャンスで走者を返していた。その差だった。残塁をどう減らすか。つなぐ意識。チャンスを生かす練習に取り組んでいきたい。


浦添
101 030 000│5
230 000 20×│7
糸満
(浦)比嘉柊、喜屋武、翁長―野原秀
(糸)川満、前原、中村―大城朔
▽三塁打 前原(浦)、川満(糸)
▽二塁打 大城堅、船附、大城朔(以上糸)