【一問一答】創業初の減収となったサンエー、社長はどう見る?次の一手は?


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初の減収となった中間決算について「新型コロナの影響は非常に大きかった」と話すサンエーの上地哲誠社長=5日、サンエー浦添西海岸パルコシティ

 サンエーが5日に発表した中間決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて初の減収となった。上地哲誠社長の一問一答は以下の通り。

 ―決算について。

 「第1四半期までは昨年より良かったが、5月の緊急事態宣言によって大きく落ち込んだ。減収は初めてで、それほど新型コロナの影響が大きかった」

 ―テナントの状況は。

 「コロナ禍が2年目となり、時間がたつにつれて退店も増えた。峠は越したと思うが、まだ油断はできない。直営店やフランチャイズでカバーしてできるだけ空き区画を生まないように努めていく。テナントに対しても支援し、コミュニケーションを取って理解しながら乗り越えていく」

 ―出店戦略は。

 「今期は既存店を徹底的に強化する。来期は夏に宮古島シティの開業があり、その後は西原シティの増床なども控えている。特別に抑えているのではなく、計画通りに進んでいる」

 ―ネットスーパーは。

 「非常に順調に伸びている。オンラインショップも順調で、積極的に拡大したい。買い方、ギフトの在り方が急速に変化しているので対応を強化している」

 ―消費者の動向は。

 「午前中に買い物する傾向が高まり、品ぞろえを強化するなどの対応をしている。感染拡大して外食ができない中、ウナギやあぐー豚肉など、おいしいものや栄養価の高いものが売れている。一方で消耗品などには価格のシビアさも表れている」