西銘氏「全力投球で務める」兼務では初の復興相 初登庁で意欲


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平沢勝栄前復興相から引き継ぎを受ける西銘恒三郎沖縄担当相兼復興相(右)=5日、東京

 復興相を兼務する西銘恒三郎沖縄担当相は5日午前、復興庁に初登庁した。平沢勝栄前復興相との事務引き継ぎに臨み、「重要な政策課題に取り組むこととなり、身の引き締まる思いだ」と東日本大震災の被災地復興に携わる重責をかみしめた。6日には福島県で内堀雅雄知事と面会し、公務を本格始動させる。

 西銘氏は「岸田内閣の一員として精いっぱい、全力投球で務めさせていただく」と緊張した面持ちで意気込みを語った。

 国務大臣としては初めて復興相が兼務になる点に、「復興軽視だ」と被災地の福島などで批判も上がっていた。こうした指摘を記者団から問われ「東北の復興なくして日本の再生なしだ。閣僚全員が復興大臣であるとの意識を共有している」と強調。「被災地、東北の方々に心配を与えないよう、とにかく現場に出向く」と話した。