玉城沖縄知事が西銘沖縄相と会談 新たな沖縄振興へ協力求める


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西銘恒三郎沖縄担当相(右)と初会談する玉城デニー知事=8日、東京都内

 【東京】沖縄県の玉城デニー知事は8日上京し、内閣府で西銘恒三郎沖縄担当相と会談した。4日発足した岸田内閣の閣僚と玉城知事が会談するのは初めて。玉城知事は県出身の西銘氏の就任を歓迎し「新しい振興計画がスムーズにでき、軍用地の跡地開発の促進など、ぜひ大臣の力添えをいただき、しっかりとやっていきたい」と協力を求めた。

 西銘氏は9日には就任後初めて来県し、玉城知事や県議会議長、市町村の代表らとそれぞれ意見交換する。

 玉城知事はこのほか、公明党の山口那津男代表、西村康稔前経済再生担当相と面談。岸田文雄首相、松野博一官房長官、自民党役員との会談も調整したが日程の都合で実現しなかった。玉城知事は記者団の取材に、西銘氏に対して米軍普天間飛行場の移設問題や沖縄振興開発金融公庫の存続など具体的な話はしなかったとした。玉城知事は「時間が取れるときには、ぜひ意見交換をしたいというような話はいただいた。時期が来ればセッティングしていただけると期待をしている」と首相との対話の場を求めた。