地域

サメにヤギも!地元記者が選んだ沖縄のご当地バーガー J1グランプリ


 沖縄県内各支社・支局の地方記者が地域のイチオシを紹介する「J(地元)☆1グランプリ」。今回はご当地バーガーを紹介します。世界中で愛されているハンバーガーは、“インスタ映え”する重厚な見た目も相まって近年、沖縄でもブームとなっている。分厚いパティに濃厚チーズ、新鮮野菜の定番バーガーから、沖縄の特産品を使ったご当地バーガーまで種類も豊富。緊急事態宣言が明けた今、家族と一緒においしいバーガーを食べに出掛けてみてはいかが?

ヤギバーガー 八重瀬町「LITTLE ALICE」

プレビュー 特製ソースで初心者もOK


八重瀬町産のヤギ肉や野菜を使ったヤギバーガー

 独特の風味から、はまる人はどはまりするヒージャー(ヤギ)肉。ヒージャー汁にヤギ刺しが定番だが、八重瀬町具志頭の南の駅やえせにある「LITTLE ALICE」(リトルアリス)はヤギ肉を使ったヤギバーガーを提供している。

 八重瀬町出身の上地克樹さん(46)、夏美さん(46)の同級生夫婦が営むリトルアリスは、2011年に開業した同町具志頭のアリスサロンの2号店として、今年7月にオープンした。ヤギバーガーのほか、マルゲリータや地元の野菜をふんだんに使った野菜ピザが人気だ。独学で料理を覚えたという克樹さんが作るヤギバーガーは、やえせグルメグランプリで大賞を取ったこともある「パンとケーキのお店デゼレト」(八重瀬町)特製の竹炭が練り込まれた黒いバンズを使用。自家製のパティに、しょうゆとショウガのたれで焼いた八重瀬町産のヤギ肉と特製ソースを加えることでヤギ独特の臭みを抑え、ヤギ初心者でも食べやすい。

 ハンダマやぐしちゃんイモ(紅イモ)など野菜の多くも地元産を使用するなど八重瀬愛が詰まったこだわりバーガーとなっている。ヤギバーガーを考案した夏美さんは「地元の八重瀬をPRするために作ったバーガーだ。栄養満点のヤギバーガーを多くの人に食べてほしい」と語った。ヤギバーガーは1200円。問い合わせは(電話)070(6591)6385

 (吉田健一)


リトルアリスの上地克樹さん(左)、夏美さん夫妻=6日、八重瀬町

ジャンボチーズバーガー 嘉手納町「ロータリードライブイン」


プレビュー 重さ300グラム 創業の味伝え

 「ジャンボチーズバーガー7個ね~」。アメリカムン(物)に慣れ親しんだ地元のおじい、おばあがテークアウトする様子は、基地が隣接する中部ならではの光景かもしれない。


ジャンボチーズバーガー

 地元から愛される創業46年の老舗飲食店「ロータリードライブイン」が、創業当時から守り続ける名物メニュー「ジャンボチーズバーガー」(680円)は、米軍嘉手納基地が一望できる嘉手納町の「道の駅かでな」1階で販売している。米軍基地で働いていた2代目・與座みゆき代表の両親が「県民がドライブ途中に気軽に立ち寄れる店を作りたい」という思いで始めた。


創業から46年間守り続ける看板メニュー「ジャンボチーズバーガー」を手にする、ロータリードライブイン2代目代表の與座みゆきさん=4日、嘉手納町の「道の駅かでな」

 ジャンボチーズバーガーの具材はトマト、タマネギ、ハンバーグ、チーズとシンプルで創業当時から変わらない。県内ベーカリーから仕入れる長さ18センチのふわふわのバンズは無添加。先代から受け継いだオーロラソースも、生タマネギのピリッとした辛みをマイルドにする。重さ300グラムで食べ応え抜群だ。大きいので半分にカットして誰かと分けてもいいし、翌朝の朝食に取っておくのもお勧めだ。

 今でもドライブの途中に購入する地元客が多い。與座代表は「遊びに行くときのおやつに、小腹がすいたときの“やーさのーし”(空腹しのぎ)で立ち寄ってほしい」と話した。

 営業は午前10時~午後7時まで、年中無休。道の駅かでなは改装工事中だが、通常営業している。(電話)098(956)5819。

 (石井恵理菜)


シークヮーサーバーガー 大宜味村津波「パーラーくがに」


プレビュー 爽やかな香り 絶妙バランス


シークヮーサーチーズバーガーとシークヮーサージュース

 世界自然遺産に登録されたやんばるの入り口で、地元特産品を使ったオリジナルハンバーガーを味わうことができる。大宜味村津波の「道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンター」の一角に店を構える「パーラーくがに」で、大好評のシークヮーサーバーガー(500円)だ。

 大宜味村特産のシークヮーサー果汁が入ったソースと、重量感がある牛豚合いびき肉のパティが互いの味を引き立てている。バーガーにかぶりつくと、シークヮーサーの爽やかな香りが広がり、レタスと玉ねぎのシャキシャキ感にトマトが加わり、全体的にさっぱりとした味わい。チーズを加えたバーガー(550円)が特に人気だという。


「パーラーくがに」の黒田早苗さん=6日、大宜味村津波の「道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンター」

 バーガーは村特産のシークヮーサーを使った目玉商品を出そうと、昨年2月の開業前に、3カ月ほどかけて開発。当時を知る店舗スタッフの黒田早苗さん(70)は「みんなで試食しながら試行錯誤した」と振り返る。調理の熱でシークヮーサーの香りが飛ばないようにソースは最後の段階で加える工夫も。

 安里勝之センター長は「シークヮーサーのほか、和そばやカラキなど村特産の食材をアピールしていきたい」と意気込む。パーラーは年中無休。問い合わせは(電話)0980(44)2233。

 (長嶺晃太朗)


シャークバーガー 宮古島市平良「K’s PIT DINER」


プレビュー かりっと食感 やみつきに


やみつきになる「シャークバーガー」、ポテトセットは750円

 デ~デン、デ~デン、デデデデデデデ~♪ サメと言えば映画「ジョーズ」のテーマ曲が浮かぶ。海の厄介者のイメージがあるが、宮古島市平良の「K’s PIT DINER」で「シャークバーガー(650円)」にかぶりつくと、あまりのうまさに「サメさん。生まれてきてくれてありがとう」と感謝すること請け合いだ。

 愛知県や本場アメリカで修行を積んだ長嶺拓也さん(41)が5年半前に開店した。サメ肉だけでなく、100%ビーフの肉汁あふれる本格バーガーが代名詞の店だ。


「ぜひ食べに来て」と呼び掛ける長嶺拓也さん=1日、宮古島市平良下里

 長嶺さんの父が市池間で漁業組合長を務めていたことから新鮮なイタチザメや深海ザメが手に入ることでシャークバーガーも始めた。サメ肉は独特の臭みがあるが、企業秘密の手法で一日漬け込むことで上品な白身へと変貌させている。揚げたサメ肉のかりっとした食感にマヨネーズベースの特製ソースの甘み、シャキシャキのレタスの食感も楽しく、やみつきになる。長嶺さんは「サメの鮮度と寝かす技術でたどり着いた。ぜひ食べに来て」と話した。

 宮古島市平良下里517山吉マンション102。午前11時半~ラストオーダー午後8時。火曜定休。テークアウトも対応。(電話)090(1821)1098

 (佐野真慈)






 食欲の秋にいかが


 某大手ファストフード店の店舗数は、人口比で沖縄は全国2位の多さらしいです。それだけハンバーガーは県民になじみの深い食べ物の一つなのでしょう。

 最近は見た目も重要視され、ハンバーガーの中身も多様化しているんですね。「安くて早い」ファストフードのハンバーガーもおいしいですが、地元の食材にこだわったり、老舗の味を守っていたり、それぞれ特徴あるハンバーガーも魅力的。

 個人的にはハンバーガーよりサンドイッチ派でしたが、今回の記事を読んで、あれもこれも食べてみたくなりました。食欲の秋。行くしかありません。皆さんは気になったハンバーガーはありましたか?

 (亜)





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