「空の仕事」に興味津々 国頭・辺土名小の児童相手にJTA職業講話


社会
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パイロットの小澤卓弥さんの質問に応える参加児童=9月14日、国頭村民ふれあいセンター

 【国頭】国頭村立辺土名小学校(佐藤繁校長)は9月14日、国頭村民ふれあいセンターに日本トランスオーシャン航空(JTA)のパイロットと客室乗務員のを招き、2人による「職業人講話」を開いた。5年生を対象にしたキャリア教育、総合的な学習の一環。児童らは講話を通して、仕事の楽しさや将来の職業について考えた。

 パイロットの小澤卓弥さんは「航空機の種類」「航空機は何を運んでいる?」「飛行機の飛んでる高さ、速さ」「1日の仕事の流れ」「パイロットのやりがい」「小学生の頃の夢、知っておきたかったこと」「やりたいことを仕事にするため」などを語った。客室乗務員の照山里奈さんは「就航路線図」「キャビンアテンダントの1日」「チーム力の重要性」「お辞儀」「身だしなみ」などについて話した。

 実技ではパイロットの制服の着用や救命胴衣を着ける体験もあった。初めてパイロットの制服を着たという苅田呉琉さんは「思ったより重くなくて、とてもかっこよかった」と笑顔を見せた。児童からは「月に何回ほど飛ぶのか」「操縦中に事故があったらどうするか」「今まで一番大変だったことは何か」「他の国の言葉やコミュニケーションはどうしているか」など、さまざまな質問が出た。

 小澤さんは「やりたいことを仕事にするため、好きなことに一生懸命取り組んで、その後につなげてほしい」と児童たちを激励した。 (新城高仁通信員)