酒に酔って男性に殴りかかった疑い 巡査長を緊急逮捕 沖縄県警 


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 沖縄県警監察課は13日、那覇市前島のアパート敷地内で、面識のない会社員男性(29)の顔面を殴り、全治日数不詳の口唇裂傷、顔面打撲の軽傷を負わせたとして、宜野湾署刑事二課の男性巡査長(25)を傷害容疑で緊急逮捕したと発表した。男性巡査長は泥酔した状態で「酒に酔って覚えていない」と容疑を否認しているという。県警は事実関係を調査した上で男性巡査長に何らかの処分を科す方針。

 監察課によると、男性巡査長は13日午前0時ごろ、那覇市前島のアパート敷地内で、同僚を2人で待ち合わせしていた会社員男性の臀部(でんぶ)にいきなり蹴りかかり、止めに入った会社員男性(29)の顔面も殴り、口唇裂傷と顔面打撲の軽傷を負わせた。被害者の同僚が「酔っ払いに殴られた」と110番通報し、駆け付けた那覇署員が現場から約170メートル離れた路上で、男性巡査長を発見し、緊急逮捕した。

 県警の下地忠文首席監察官は「県民の安心安全のため、各種犯罪の抑止に取り組む中、法令を遵守すべき警察官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、被害者及び県民におわび申し上げる。今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処する」とコメントした。