11月20日に沖縄市の沖縄アリーナで開催する総合格闘技大会「RIZIN(ライジン)」の主催者が13日、同アリーナで会見し、出場選手の一部を発表した。メーンはレスリング元世界女王の山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)と、シュートボクシングの世界女王であるRENA(シーザージム)がぶつかる。安谷屋智弘(フリー)と宮城友一(キックボクシングDROP)の県勢対決も組まれた。ライジンは県内初開催。
大会名は「Yogibo presents RIZIN.32」。全15試合ほどを予定する。以前、FC琉球の運営母体で代表を務めていた、RIZINの榊原信行CEOは「沖縄でサッカーの普及に走り回ったことを懐かしく思う。苦楽を共にしたメンバーが沖縄開催のために動いてくれた」と感謝を述べた。
その他の県勢は、長く総合格闘技パンクラスの軽量級をけん引する砂辺光久(reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE)が、村元友太郎(ALIVE)と対戦する。近年頭角を現してきた女子のにっせー(フリー)も参戦する。対戦相手は未定。他の対戦カードも決定次第、順次発表していく。
会見で安谷屋が「宮城さんへのリスペクトを込め、ぼこぼこにしたい。一緒に沖縄を盛り上げようね」と呼び掛けると、宮城は「20年積み上げてきたものを全てぶつける」と火花を散らした。砂辺は「毎年沖縄開催ができるのか、その査定だと思っている」と気合を入れ、にっせーは「友達、家族に見てもらいたい」と柔らかい笑顔を見せた。
これまで沖縄を拠点に練習を積んできた山本は「沖縄には家族と思える人が多くいる。成長した姿を見てもらいたい」と語った。山本とRENAは2016年9月にも対戦し、その時はRENAに軍配が上がった。
新型コロナウイルスの感染症対策として、当日の座席数は集客可能人数の半分ほどとなる約4500席を予定。チケットは今月18日のファンクラブ先行発売を皮切りに、31日に一般発売を開始する。