衆院解散、沖縄選挙区の主な立候補予定者のコメント


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衆院選のポスター掲示板を設置する作業員ら=14日、那覇市松川

 衆院が解散され、衆院選が19日公示、31日投開票の日程で行われる。沖縄の4選挙区の主な立候補予定者のコメントは以下の通り。

 

政権交代で公約実現へ

 赤嶺政賢氏(共産) 岸田内閣は、破綻した安倍、菅政権の直系政治。国政野党は、辺野古新基地中止、コロナ対策など、共通公約の実現を目指し、候補者を一本化した。政権交代を目指す選挙だ。私もオール沖縄から1区で必ず勝つ。

県民と共に平和考える

 国場幸之助氏(自民) 総選挙の争点は新型コロナ対策と沖縄振興だ。基地反対だけでは未来は無い。復帰50年を節目に、冷静に平和と経済を考え県民と共につくる。有権者への畏敬の念を持ち、信念と公約を愚直に全身全霊で訴える。

提案続けて結果に反映

 下地幹郎氏(無所属) 「コロナ後の日本の姿を具現化できる提案ができるのは誰か」が問われる選挙になる。沖縄は基地問題、経済政策、全てにおいて提案が必要。下地ミキオは、県民にご理解いただける提案を続け、結果を出す。

コロナ後経済立て直す

 宮崎政久氏(自民) コロナから沖縄経済を立て直せるのは政権のど真ん中で活躍する自民党議員だ。これまで経済支援やワクチン接種に関し沖縄の実情を訴えて政府の支援を取り付けてきた。3期の実績と併せて有権者に訴えていく。

沖縄寄り添う政権樹立

 新垣邦男氏(社民) 民意を顧みず、説明をせず、責任を取らない安倍・菅政治。それを黙認してきた公明党。自公政権をどう総括し、精算するかを問う選挙が始まる。政権交代で民意に従う政治、沖縄に寄り添う政権を樹立しよう。

地方分権体制を目指す

 山川泰博氏(維新) コロナ禍の社会不安を打破するための解散選挙。来年の復帰50年は次の50年を決める重要な年になる。日本維新の会は中央集権の古い体質の体制から地方分権体制への移行を実現する。日本をリスキリング改革する。

命と暮らし守る政治に

 屋良朝博氏(立民) 岸田総理に代わっても辺野古新基地建設を推進するなど自公政権の本質はなんら変わらない。民意無視の基地建設を中止させ、疲弊した県民の命と暮らしを守り、オール沖縄一丸となって県民本位の政治に変える。

沖縄振興あり方訴える

 島尻安伊子氏(自民) 自公政権の4年間が問われる選挙。新型コロナ対策では、国民の65%が2回のワクチン接種を行い、75%が1回目の接種を終えた。コロナ後の経済対策、「次期沖縄振興法」のあり方について県民に訴えたい。

初心忘れずに勝ち抜く

 西銘恒三郎氏(自民) コロナ禍での大変厳しい選挙だ。課題山積みの中、県民の命と暮らしを守る重要な選挙。沖縄振興法や沖縄公庫の存続、沖縄税制改正等の解決のためにも、初心忘れず挑戦者の気概で勝ち抜く覚悟だ。県民のために。

岸田内閣は未来示せず

 金城徹氏(立民) 国民に信を問う解散総選挙だが、岸田内閣は臨時国会でも何一つ未来を示すことができなかった。後手に回ったコロナ対策で全国の感染拡大へとつながった。国民の命とくらしを守るためにも政権交代が必要だ。


※琉球新報は中村幸也氏(NHK党)にもコメントを求めたが、中村氏側から「掲載はなしでお願いする」との回答があった。