衆院選、沖縄から11人が出馬予定 10月19日公示、31日投開票


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 19日公示、31日投開票の衆院選で、沖縄の4選挙区には14日現在、前職6人、新人5人の計11人が出馬を予定している。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力と政権与党の自民、無所属前職の計9人の間で事実上、議席を争う構図となりそうだ。日本復帰50年を迎える次年度以降の沖縄振興計画や、米軍基地問題を争点に、各氏は超短期決戦に突入する。

 沖縄1区は前職3氏による三つどもえの選挙戦が繰り広げられる見通しだ。赤嶺政賢氏(73)=共産、国場幸之助氏(48)=自民、下地幹郎氏(60)=無所属=が出馬を予定する。下地氏は14日夜、支援者らの集会で正式に出馬を表明した。

 2区は前職の宮崎政久氏(56)=自民、新人で前北中城村長の新垣邦男氏(65)=社民、新人の山川泰博氏(51)=維新、新人の中村幸也氏(41)=NHK党=の4氏が立候補を予定している。事実上、宮崎氏と新垣氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 3区は前職の屋良朝博氏(59)=立民、新人で元参院議員の島尻安伊子氏(56)=自民=の2氏が立候補を予定している。

 4区は前職の西銘恒三郎氏(67)=自民、新人で元那覇市議会議長の金城徹氏(68)=立民=の一騎打ちとなる見通しだ。

 比例代表九州ブロック(定数20)には、県内から新人で前県議の金城泰邦氏(52)=公明=が出馬する。公明党が国政選挙で沖縄から候補者を擁立するのは、故白保台一元衆院議員以来16年ぶりで、比例順位が焦点となる。

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