首里城所有権「県に」半数 大龍柱の向きは… 那覇市議アンケート


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火災前の首里城

 首里城再興研究会と「絵図から考える首里城の会」はこのほど、首里城再建について那覇市議会議員に質問したアンケート調査の結果を発表した。現在、国が持つ首里城の所有権は今後どうあるべきかという質問では「県にあるべき」との回答人が20人(50%)で最も多かった。

 研究会ら、再建議論活発化へ

 次に多かった回答が「その他」の17人(42・5%)で、「国にあるべき」2人(5%)、「分からない」1人(2・5%)と続いた。「その他」と回答した理由は「所有権を争うべきではない」などだった。

 アンケートは首里城再建に関する議論の活発化を目的に、8月24日~9月3日に実施した。40人全員から回答を得た。

 「大龍柱の向きはどうあるべきか」という質問の回答は「その他」が25人(62・5%)と最多だった。「正面向き」10人(25%)、「分からない」3人(7・5%)、「相対向き」2人(5%)が続いた。

 「その他」を選んだ理由は「議論を注視したい」などだった。

 本島北部や石垣島のオキナワウラジロガシを再建に使うことの是非については「その他」が20人(50%)で最多。「分からない」9人(22・5%)、「使用すべきでない」7人(17・5%)、「使用すべき」4人(10%)が続いた。

 アンケート結果はウェブサイトでも公開している。アドレスはhttps://sites.google.com/view/shurijo-saikou/enquete