沖縄県保健医療部は15日、本島北部で米軍基地に隣接する5自治体(名護市、伊江村、宜野座村、東村、国頭村)で各自治体浄水場の有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)のPFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)含有量の調査状況を発表した。いずれも機械で検出できる限界値の1リットル当たり1ナノグラム未満で、国の暫定指針値(同50ナノグラム)を下回った。
米軍キャンプ・ハンセンに隣接する金武町の水道水源から国の暫定指針値を超えるPFOS、PFOAが検出されたことを受け、他市村に県が聞き取った。いずれも浄水前の原水の時点でPFOS、PFOAが1ナノグラム未満だった。
担当する衛生薬務課は「市町村および県企業局と緊密に連携し、安全安心な水道水の安定供給に取り組む」とコメントした。