パリでは「てっぺん取りたい」銅メダル屋比久選手に県民栄誉賞


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玉城デニー知事(左)から県民栄誉賞を受け取った屋比久翔平選手=18日午後、那覇市の県庁

 沖縄県は18日、東京五輪レスリンググレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平選手=名護市出身=に県民栄誉賞を授与した。玉城デニー知事は「県民に夢と希望、元気を与えてくれた」とたたえた。屋比久選手は「五輪で銅メダルを獲得できてうれしかった。(多くに人々の)『元気をもらえた』という声を聞けて、頑張って良かったと思う」と話した。

 那覇市の県庁に屋比久選手や関係者が訪れ、玉城知事が表彰状と記念品の琉球ガラスのつぼを渡した。屋比久選手は2024年のパリ五輪に向けて「競技をやるからにはてっぺんを取りたい。パリで金メダルを取って報告できるようにしたい」と決意を語った。

 県は東京五輪の空手男子形金メダルの喜友名諒選手、東京パラリンピック陸上車いすT52の400メートル、1500メートルで銅メダルの上与那原寛和選手にも県民栄誉賞を授与した。五輪野球で金メダルを獲得した平良海馬選手にも授与する。


 

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