首里城復興に1億円 イオンが沖縄県に寄付 昨年に続き2度目


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
玉城デニー知事(右端)に目録を手渡すイオンワンパーセントクラブの本田陽生事務局長(中央)とイオン琉球の大野惠司社長=18日、県庁

 イオンの首里城復興支援プロジェクトの一環として、公益財団法人イオンワンパーセントクラブの本田陽生事務局長らが18日、県庁を訪れ、玉城デニー知事に1億円を寄付した。同クラブは2020年から24年までの5年間で5億円を寄付することを表明しており、昨年に続く2度目の寄付贈呈となった。

 玉城知事は継続的な支援に謝意を述べ、寄付金は正殿に使われる木材や赤瓦の調達、大龍柱の石彫刻などに充てる方針を報告した。

 同クラブは、イオングループ主要企業が税引き前利益の1%を拠出し、地域社会の持続的発展に向けた事業などに取り組んでいる。

 本田事務局長は、この1年で沖縄と南関東の子どもたち計230人が描いた首里城の絵を一堂に展示したり、双方の子どもたちがオンラインで交流する機会を創出したりと、新たな取り組みが生まれたことを紹介。「新型コロナ禍だからこそできた絆もある。グループとして支援を続けていきたい」と述べた。

 「こどもたちの描く首里城パネル展」を、20日~11月3日にイオン具志川店で開催する。