軽石漂着 名護・大宜味村両議会が被害を「最小限に」と国の支援求める意見書


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海から源河川に流れ込み、手前の清流に迫る軽石=26日午前8時34分、名護市源河(小型無人機でジャン松元撮影)

 【北部・うるま】小笠原諸島の海底火山噴火の影響とみられる軽石が県内の海岸などに漂着・漂流している問題に関し、名護市議会(大城秀樹議長)と大宜味村議会(平良嗣男議長)は29日までに臨時議会を開き、国などに軽石の被害を最小限に抑えることなどを求める意見書を可決した。

 意見書は(1)軽石の漂流経路を予測し、被害を最小限に抑える(2)回収や補償を行う―など。宛先は首相や関係閣僚など。

 28日に全会一致で可決した名護市議会は「海上保安庁による海難救助・警備等の業務に支障が生じないよう、特段の配慮をすること」も求めた。

 うるま市議会は会派「希望の会」(伊波洋会派長)が29日に中村正人市長と幸地政和議長に対し、軽石の回収作業や、漁業者、ビーチ運営者に対する支援を国に求めるよう要請した。