鏡が丘特支浦添分校は訪問学級に 2025年度めどに移行 県教委が素案


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 沖縄県教育委員会は1日、県立特別支援学校編成整備計画に関する懇話会を県教育庁で開き、次期編成整備計画の素案を示した。在籍する児童生徒の減少が見込まれる鏡が丘特支浦添分校は、2025年度をめどに休校か閉校して訪問学級に移行する。21年度までに在籍した児童生徒は、訪問学級に移行後も高等部卒業まで分校に在籍できる。

 浦添分校は市経塚の沖縄療育園に併設する特支として1981年に開校し、小学部、中学部、高等部を設置。20年度は同園に入所する8人が在籍している。

 美咲特支と、はなさき支援学校の過密化解消のため、中部地区に設置する200人規模の知的障がいの特別支援学校は、28年度の開校を目指す方針も素案に盛り込まれた。中北部地区には併設型の高等特支を複数校設置する方針。

 名護特支の肢体不自由と病弱教育部門は24年度をめどに桜野特支に統合、鏡が丘特支の病弱教育部門を23年度をめどに森川特支に統合することなどが示された。今後、計画に関するパブリックコメントを実施し、22年3月の教育委員会会議で策定予定。