10月31日投開票の衆院選で、那覇市選挙管理委員会は2日、男性1人に2枚の投票用紙を交付するミスがあったと発表した。本人確認が不十分だったことが原因。再発防止策として「マニュアルへの記載や説明会での周知徹底をする」としている。
市選管によると、男性は31日、母の入場券を持って投票所を訪れ、自身の投票用紙だけでなく、投票所に来ていない母の投票用紙も受け取った。
小選挙区の投票をした後、比例と国民審査の投票用紙を交付する際にミスに気付いた。
市選管は2人分の投票用紙を渡してしまった理由について「名簿対照の際、母の名前を確認したところ、息子が返事をしたため、そのまま投票用紙を交付してしまった」としている。
同日に投票所の管理者から報告を受け、市選管は報告書の提出を指示した。11月2日に事情聴取をした。