ITで沖縄の経済「大回復」へ 見本市「リゾテックエキスポ」宜野湾で18、19日開催


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リゾテックへの参加を呼び掛ける稲垣純一委員長(中央)ら大会実行委員ら=10日、那覇市の県庁

 18、19の両日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催される国際的なIT見本市「リゾテック・エキスポ2021 in Okinawa」の実行委員会(委員長・稲垣純一沖縄ITイノベーション戦略センター理事長)は10日、県庁で会見を開いた。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ県経済をIT技術を応用して盛り上げていこうと、テーマを「明日への架け橋 ~グレートリカバリー(大回復)に向けて~」に設定した。

 昨年に続き、実際の会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド開催を採用し、2日間で1万人の来場を目指す。

 会場では60以上の企業や団体がブースを出展し、自社の情報技術を紹介するほか、企業との商談に応じる。最新テクノロジーを用いて企業や社会の課題を解決する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に関するシンポジウムやセミナーも実施する。

 県産品の消費拡大などを目的に、商談会の参加者や来場者に沖縄そばを無料配布する。期間中に配布したそばと同等数を、県内の医療従事者や生活困窮世帯へも配布する。

 稲垣委員長は「会場ではIT技術を駆使したコロナ対策ソリューションも多数導入し、安心安全な開催を目指す」と述べ、多くの参加を呼び掛けた。

 参加には事前登録(無料)が必要。詳細はhttp://resortech-expo.okinawa