飲食宅配「ウォルト」来月、沖縄進出 イオン琉球と提携、30分配達も


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水色と白のロゴが目印のウォルト。12月から県内でサービスを開始する(提供)

 フィンランド発の飲食宅配サービス「ウォルト」を展開するウォルトジャパン(東京都)は9日、沖縄県内でのサービスを12月2日から開始すると発表した。現時点で約200店舗が加盟している。また、イオン琉球(南風原町)と業務提携し、マックスバリュ壺川店とイオンスタイル豊崎店の食料・日用品を、注文から約30分で配達するサービスも始める。

 配達の対象は那覇市、浦添市、豊見城市、南風原町の全域。宜野湾市、糸満市、南城市、与那原町、八重瀬町の一部地域も対象となる。対象地域や加盟店は順次追加・拡大していく。

 ウォルトは注文から約30分での配達や、99円からの安価な配達料金などをサービスの軸に掲げ、2014年の創業以来、23カ国に事業を拡大した。日本へは20年に進出し、9日時点で21都道府県36エリアでサービスを提供している。

 安井春菜ゼネラルマネジャーは「地元の名店がずらりとそろうウォルトのアプリを使って、おもてなしデリバリーを体験してもらいたい」とコメントした。

 イオン琉球の広報担当者は「単品からでも手軽に注文できて便利。配達速度も速く、仕事や家事に忙しい人にもぜひ活用してもらいたい」と述べた。