沖縄総合事務局は12日、7月末に全線開通した国道58号名護東道路の開通後の交通状況を発表した。1日当たり平均4万2千台が利用していた国道58号世冨慶交差点の南側は、開通後は27%減の3万900台となり、北側も3万6500台から11%減の3万2400台と交通渋滞が緩和した。
世冨慶交差点は慢性的な交通渋滞の解消が課題となっていた。同局は、名護東道路の伊差川インターチェンジ(IC)交差点では混雑が確認されたものの、名護東道路へ交通量が分散したことで渋滞緩和につながったと分析した。
許田ICから、今帰仁城跡と道の駅おおぎみへのアクセスも、それぞれ11分短縮したと発表した。
名護東道路は、名護市内の交通混雑の緩和、那覇空港や本島中南部へのアクセス向上、北部地域の活性化を目的に建設された。