沖縄ロックは80年代も熱かった JETやタバサらの足跡たどる 沖縄市でROCK展


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初日からファンが訪れたオキナワンロック展=3日、沖縄市音楽資料館おんがく村

 【沖縄】チャンプルー文化の象徴として音楽の街をアピールする「OKINAWAN ROCK展」が3日、沖縄市音楽資料館おんがく村(備瀬善勝館長)=市一番街=で開幕した。27日まで。

 復帰前後の沖縄ブームの70年代にロックバンド紫が日本のロックシーンで頂点に立ち、コンディショングリーン、マリーウィズメデューサなどのバンドも全国を席巻した。

 ロック展では、これら草分け的バンドを継承し80年代に活躍したJET、ハートビーツ、タバサらの足跡を中心に構成。それぞれのレコードやCD、熱狂的なライブ写真、ポスター、音楽専門雑誌、新聞報道など、おんがく村が収蔵する多数の資料から選抜した約千点を展示している。

 要望があればCDなどの視聴もできる。

 おんがく村の企画スタッフの砂川由美子さんは「沖縄ロック史の原点を築いた、あの熱い時代に浸ってほしい」と参観を呼び掛けている。

 正午から午後6時。入館料は無料。問い合わせは(電話)098(923)3224。

 (岸本健通信員)