1年ぶり!コザに200人規模の修学旅行生 ガイドも張り切り「本格的な回復向かって」


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沖縄市観光物産振興協会のガイドから街の案内を受けた後、カードゲームでしまくとぅばを学ぶ神奈川県立横浜栄高校の生徒たち=10月28日、沖縄市上地のコザ・ミュージックタウン前

 【沖縄】新型コロナウイルスの感染者数が全国的に落ち着いてきた中、沖縄市に10月28日、およそ1年ぶりに200人規模の修学旅行生が訪れた。訪れたのは神奈川県立横浜栄高校の2年生約290人。コザの戦後史を、市観光物産振興協会のガイドが街歩きを通して案内した。

 生徒たちはゲート通り、市戦後文化資料展示館ヒストリート、中央パークアベニューなどを散策。平和学習をし、ゲーム形式でしまくとぅばなども学び、交流を楽しんだ。

 観光協会で誘客プロモーション事業を担当する古田和江さんは「久しぶりの修学旅行受け入れに張り切り過ぎて、1時間前に到着したガイドもいた。これから本格的な回復に向かってほしい」と喜んだ。

 横浜栄は3泊4日の日程で、糸満市の平和祈念公園、南城市のおきなわワールド、海や川などを訪ね、平和学習や自然体験をした。小松誉教頭は「緊急事態宣言も解除され、入学時から企画していた修学旅行に来られて良かった。感染に気を付けながらではあるが、楽しめたらいい」と話した。

 随行した日本旅行神奈川法人営業部の黒子健さんは「去年は沖縄への修学旅行取り扱いはゼロ件になった。今シーズンは今回が初めてだ。第6波が訪れるか次第だが、来年1月ごろには本格回復に向かうだろう」と話した。