気候対策学び行動へ SDGsオンライン企画で市民ら議論


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気候変動を止めるために、それぞれの思いや目標を紙に書いた参加者ら=17日

 琉球新報社は17日、オンライン企画「SDGsアクションプランに届けよう 県民100人の声」の第2回を実施した。「気候変動を止めるには?」をテーマに、4人の登壇者がこれまでの活動や経験を語った。公募で参加した約20人の視聴者も議論に加わった。

 登壇したのは沖縄気象台地球温暖化情報官の河原恭一さん、脱炭素社会を目指す「ゼロエミッションラボ沖縄」共同代表の鹿谷麻夕さん、再生可能エネルギーを軸とした地域経済活性化に取り組む宮城康智さん、宮古島市のエコアイランド推進課の愛澤直樹さん。

 河原さんは沖縄の気候変動の影響とリスク、鹿谷さんは海とサンゴ礁への影響や市民にできること、宮城さんは気候変動とエネルギー転換、愛澤さんは持続可能な島の環境づくり、行政の取り組みについて話した。

 視聴者は「風力や太陽光で発電するために、機材を海や陸に設置することで周辺の環境を壊さないか」など活発に質問した。「楽しく学び、行動することが持続につながる」と環境問題へのアプローチ方法への提案もあった。

 同企画は今後もSDGsに関するテーマで開催する。