北山高校が7位 男子初入賞 駅伝・全九州高校大会


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 駅伝の男子第74回・女子第33回全九州高校大会は20日、佐賀市立スポーツパーク川副(九州佐賀国際空港周回コース、男子42・195キロ、女子21・0975キロ)で行われ、県勢は男子の北山が2時間09分00秒で7位入賞を果たした。県勢男子の入賞は初。女子の北山は19位だった。そのほか男子は宜野湾が20位、那覇西が21位。女子は名護が21位、那覇西が22位だった。


2年生 九州と渡り合う

 安定感を増した走りで男子の北山が2時間10分を切り、九州7位に入った。県勢男子では歴代最高順位。タイムも県大会より約30秒縮めた。大城昭子監督は「ここ最近、県勢は10分台を切れていなかった。それをメンバーが替わっても安定して出せるようになっている。総合的な力が付いてきている」とチームの仕上がりに目を細める。

 この日は大学受験組の3年生3人に替わって2年生が出場。それでも2時間9分の記録で、12月の全国大会で競うことになる九州各県代表校としっかり渡り合えた。

 体の負担など大城監督の心配を振り払うように1区(10キロ)の上原琉翔が自己ベストの29分31秒をマークして区間4位。ペースが上がらない中、我慢できず自ら先頭に出て集団を引っ張った。最後にかわされはしたがトップとはわずか7秒差。「自分でレースをつくれたのはいい経験になった。それで自己ベストは弾みになる」と1カ月後に迫る都大路で歴代最高順位を取りに行く。