<ピックアッププロジェクト>高校生や大学生が環境に配慮し新ビジネスを提案


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『地球環境問題について「私たちができること」』をテーマにプレゼンする具志川高校の生徒

 学生や若手社会人の活動を紹介する「ピックアッププロジェクト」では、大学生など3組が発表した。

 具志川高校の生徒らは「沖縄琉球Blue Earth Project」として沖縄での二酸化炭素排出量や排出源について発表した。「私たちにできること」として廃棄される琉球ガラスを再利用して作った「琉花ライト」を紹介し「節電しながら沖縄のぬくもりを感じてほしい」とした。

 琉球大4年の崎濱花鈴さんは「社会課題を解決するソーシャルビジネスで雇用や利益を生み出したい」と、豆腐作りで出るおからを活用して「おからパスタ」や「食べられるスプーン」を開発した。販路を拡大し他の製品も開発して「子どもたちのロールモデルになりたい」と話した。

 ヨットシェアリングサービスを行うPono Styleの岩城一磨さんは、使用頻度が低いヨットやボートを活用して人々が海に出て自然と触れ合い、海洋ごみなど環境問題に気付きつつ新しい観光とする仕組みを提案。「レジャーボートの市場規模は拡大していて、船のシェアリング事業は欧米ではすでに普及している」として活用を呼び掛けた。


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