軽石被害「しっかり対応」 茂木氏がうるま市で漁港視察


社会
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軽石について中村正人うるま市長(前列中央)や漁業関係者から説明を受ける自民党の茂木敏充幹事長(前列左端)=28日、うるま市宮城島の池味漁港

 【うるま】来県中の茂木敏充自民党幹事長は28日、うるま市宮城島の池味漁港を訪れ、県内各地に大量に漂着し問題になっている軽石の様子を視察した。同市の中村正人市長や漁業関係者らが現場を案内し、被害の状況を伝えた。茂木氏は「船、モズク、魚などいろいろな被害が出ており対策が必要だ。国としてもしっかり対応していく」と述べた。

 茂木氏は軽石がたまる岸壁を近くから確認。回収して袋に詰められた大量の軽石を見たり、漁業関係者から被害状況などの報告を受けたりした。中村市長から軽石除去費用や漁業補償費などの財政措置を求める要請書を受け取った。

 茂木氏は沖縄市の沖縄商工会議所に移動し、関係者らと車座対話を実施した。対話後、記者団の取材に応じ「(新型コロナウイルスの影響で)沖縄の観光がガタンと落ちてしまった状況だ。観光や関連業が復活するように国として後押ししてほしいという話があった」と述べた。