「解答を修正したか分からない」沖縄県教委が説明を改める 20年度県立中入試


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 沖縄県教育委員会が作成する県立中学校の2020年度と21年度入学者の適性検査(入試問題)で、県教委が解答を修正したとする本紙報道について県教委会は1日、20年度の設問については「解答を修正したかなどは現時点で分からない」と、説明を一部修正した。最終的な設問の解答やどのように採点されたかなど、当時の詳細な対応について調査している。

 問題となっている20年度の設問は内閣の働きでないものを答える内容で、四つある選択肢のうち「法律の制定」を選択した場合に正解とされていた。

 当該設問について県教委は11月30日、「法律の制定」と「国会の召集」のうち一つ選ぶか、二つ選べば正解に修正したと説明した。

 県教委によると、検査当日に学校側から設問に対する指摘があり「不利益が生じないように対応したと、当時の担当者から説明を受けた」としているが、詳細な対応については現時点では確認中という。
 (嘉数陽、名嘉一心)