中1の双子が英検準1級に合格 次の目標は「卒業までに1級」


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英検準1級に合格したホン海さん(左)と紗星さん=11月28日、うるま市豊原

 【沖縄】沖縄東中学校1年生で双子のホン海(かい)さん(13)と紗星(さしゃ)さん(13)がこのほど、実用英語技能検定準1級に合格した。米テキサス州出身で、小学3年の頃、沖縄に移り住んだ。英語で日常会話はできるが、準1級は大学中級程度で、出題される単語は英語を母国語とする大人でないと分からないような難易度だ。合格したことで、2人は「自信が付いた」と語る。

 米国人の父と沖縄出身の母紗月さん(44)の下に生まれた。最初は3級からスタートし、一つずつレベルを上げていった。今年1月から準1級合格に向けて勉強を始め、6月の試験で2人とも合格した。

 金城理奈さん(25)が英語講師としてオンライン指導し、高齢化社会や気候変動、ジェンダーなどについて、自身の考えをまとめる訓練に取り組んだ。これが2次試験の面接対策にも役立った。

 海さんと紗星さんは準1級に合格し「安心した。うれしい。達成感がある」と喜んだ。紗月さんは「自立して生きていけるように成長してほしい」と願う。2人は来年1月、最難関の1級に挑戦する予定。中学を卒業するまでには合格するとの目標を掲げる。 (砂川博範、写真も)